PHOTO BY AKIYOSHI MIYASHITA
日産グローバル本社内に建設された、報道施設。
撮影スタジオ、コントロールルーム、編集室を持つこの施設では、新たに専任のプロスタッフが配属され、全ての機材、人材共にテレビ局の報道施設に劣らぬ準備が施された。
これにより、常に新たなニュースを生み出しながら変化を続ける日産自動車の最新情報を、リアルタイムで発信することが
可能となった。
円筒形の撮影スタジオ、
そこでは重なり合うレイヤー状の背景が円形に沿って回転移動することで、多様な状況が生み出される。
NISSAN、INFINITI、のそれぞれに対応した背景、
また撮影同時合成用の背景、あるいは全てのレイヤーを開け
放ち、日産オフィス内部や横浜の湾岸風景を背景とすることも
できる。
1人のアナウンサーの場合や、数人での対談の状況などにも対応しており、小さなスタジオであるが、10以上の状況が想定されている。
施設のファサードはリアルタイムの情報が流れ続ける電光掲示板となっており、
動き続けるスタジオ内のレイヤーと同様、常に動きを感じることができる。
その様子は、流れ、動き続ける情報、生み出されるニュースをそのまま包んだような空間となった。